ことも なみだに浮かぶわが身には死なぬ药も何にかはせむ
不见之缘悲泪满衣襟不死灵药又何用
わか弓(ゆみ)の力は龙あらば ふと射杀して 首の玉は取りてむ
此弓之力箭可射杀龙 取其首级之玉珠
まことかと闻 きて见つれば言の叶を饰れる玉の枝にぞありける
华丽之辞假几可乱真奈何玉枝非俗物
限りなき思ひに焼けぬ皮衣袂かはきて けふこそは着め
苦恋之火不能燃此裘今日逢君泪始干
なごりなく燃ゆと知りせば皮衣思ひの外衣置きて见ましを
华美之裘炽火了无痕徒有虚表枉用心
年を経て波立ち寄らぬ住の江の まつかひなしと闻くはまことか
此生之待燕子之安贝 缥缈之说可是真
おく露の光をだにぞ宿さまし をぐら山にて何もとねけむ
微露之光怎与月争辉大概取自小仓山
今はとて 天の羽衣着るをりぞ君をあはれと思ひいでける ”
归去之时羽衣轻着身慕君之思深无奈
正在这时,烛火闪动,一阵风吹来拂灭了它。辉夜和雏田回过头,正看见不知何时站在门边的男孩,头上缠着一圈白布,生得冰雪可爱,睁着大白眼,最后不好意思笑了笑。
【日向宁次好感:53】